厨房機器の修理・メンテナンスサービスまとめ

厨房機器の修理やメンテナンスについてのまとめです。

厨房機器のメンテナンス重要性

家庭用とは異なり、業務用厨房機器はサイズも大きく、重さもあり、丈夫なつくりとなっています。

飲食店をはじめ、飲食物を取り扱うサービス施設や食品加工工場などでは多くの厨房機器が使用されています。厨房機器は高性能であり、精密な機器といえます。

安全に長く快適に使用するためには日頃からのメンテナンスが重要なのです。

新品で導入した業務用厨房機器は使いやすくスムーズに動くでしょう。厨房機器は毎日休むことなく稼働しています。汚れの付着や劣化などは避けることができません。そのままメンテナンスをおこなうことなく使い続けることで、少しずつ不具合が目立つようになります。不具合が続き、いよいよ動かなくなってから修理をおこなうと作業を中断させる原因となり、最悪の場合には営業ができなくなってしまうことも考えられます。また故障してからの修理は思っていたよりも大きな出費につながることもあるのです。

適切なメンテナンスをすることにより、不具合や故障となる要素を軽減させることができ、厨房機器を順調に使用することができるのです。

不具合が起きてから修理をするよりも、日頃からメンテナンスが重要といえるのです。

飲食店などで普段使用している厨房機器は、定期的にメンテナンスをすることで、快適な状態で使い続けることができます。

厨房機器によくみられる不具合

業務用厨房機器でよく見られる不具合には、以下のようなものがあります。

水漏れ

業務用房機器で一番多いトラブルの中に水漏れがあります。水漏れの原因には、金属配管の腐食による劣化やゴムホースのゆるみ、ドレン板の劣化、バルブや配管パッキンの劣化、機器のパネルなどの接続パッキンの劣化など様々な可能性が考えられます。他にナットのゆるみ、排水部分のゴミの詰まりが原因の場合もあります。それにより食材を冷やすことができなくなったり、氷が作れなくなってしまうこともあります。水漏れが発生したまま使用を続けると、漏電の危険性もあるため注意が必要です。どの部分から水漏れが発生しているかによって対処方法は異なります。

異音がする/電源が入らない

業務用厨房機器から異音がする、電源が入らないという場合に考えられる原因として、経年劣化による寿命が考えられます。特にそれらの機器によって何度もブレーカーが落ちるという現象が起こる場合には、そのまま稼働しなくなってしまうケースもあるのです。内部の電子部品は、経年劣化によって破損することがあります。劣化した状態で使用を続けることによって、部品がショートして動作しなくなるだけでなく、発火する危険性もあるため注意が必要です。

設定温度に達しない

これは業務用冷凍冷蔵庫でよくみられる現象で、温度が下がらない、冷えない、凍らないなどの不具合がおこります。業務用冷蔵庫の機械の吸い込み口の部分にコンデンサー(圧縮された高圧、高温のガスを水や空気で冷やして凝縮させる機能)があります。コンデンサーの手前にはフィルターがあり、ホコリや汚れからコンデンサーを保護するフィルターがあります。それらの目詰まりによるものが原因の場合や、ゴムパッキンの劣化が原因の場合などが考えられます。

洗浄力の低下

これは、業務用食器洗い乾燥機でみられる洗浄力が低下です。ノズルの詰まりや、温度低下、洗剤の供給不良などの原因が考えられます。業務用食器洗い乾燥機では、専用の洗剤を使用することが多く、うっかり中性洗剤を入れると故障の原因となります。

厨房機器が不具合や故障と感じたら

厨房機器が故障したと思ったら、まずは慌てずに厨房機器の様子をチェックしてください。症状が改善されない場合や、自分で確認しても原因がわからない場合、には製造元や修理業者、厨房機器を取り扱う専門業者などに連絡して、点検や修理をおこなうことをおすすめします。部品交換が必要な場合もあるので、修理か買い替えという選択になります。修理と買い替えでは費用に大きな違いがあるため、予算などを考慮して選択することになります。

厨房機器のメンテナンスって何をするの?

業務用厨房機器には、冷凍冷蔵庫をはじめ、ガス機器や、洗浄機器など、さまざまな種類があります。一般家庭でキッチンを使っていても調理の際には汚れますが、飲食店などの厨房機器はさらに汚れが激しいです。水分や油分はどうしても付着するもの、放置をすると蓄積した汚れでトラブルが生じます。そのようなトラブルや不具合を防ぐために、日頃のメンテナンスが必要となります。実は日頃から自分たちでできるメンテナンスも少なくありません。

定期的な掃除

厨房機器の表面の清掃は重要です。汚れや食品残渣を取り除き、パッキン部分にカビが発生しないように余分な水滴をこまめに拭き上げることも忘れずにしましょう。フィルターにゴミや埃をためないように、1か月に2~3回以上の掃除をおすすめします。

油やガスの点検

ガスコンロやガスレンジの油やガスのレベルを定期的に点検して必要に応じて交換することで、安全性を確保することができます。

フィルターの交換

換気扇や油揚げ機などのフィルターは、汚れや油脂が詰まると効果が低下するため、定期的に交換する必要があります。

部品の点検

機器の各部品を定期的に点検することを習慣づけましょう。

内側のクリーニング

オーブン内部や冷凍冷蔵庫、製氷機などの中を定期的に掃除することも忘れてはいけません。中に入っているものを一度別のところに移動させて中をキレイにクリーニングします。

各厨房機器には特徴があり、メンテナンス方法も異なるので、始める前には説明書きをしっかりとチェックしておきましょう。またこまめなメンテナンスを続けていても劣化で故障することは避けることができません。

厨房機器の修理・メンテナンスサービス内容

メンテナンスをおこなっていたにもかかわらず、故障してしまう原因には劣化が考えられます。まずは、メーカーや、修理業者、厨房機器を取り扱う専門業者に連絡、相談をしましょう。厨房機器の具体的な修理の内容は、修理が必要な機器や問題の種類によって異なるため、現地調査で故障状況を把握してもらったうえで、見積もりをだしてもらいます。

一般的な修理内容には、故障した電子部品の交換、モーターの修理または交換、水漏れの修理、機械部品の交換、清掃などが含まれます。

ガス機器

業務用厨房ガス機器は、ガス消費量および使用頻度が高く、劣化が進みやすい機器です。トラブルの多くは、点火がしづらいことや温度が上がりすぎるなどの分かりやすい症状のものから、判りずらい原因のものまでさまざまです。時には高濃度の一酸化炭素が発生することもあるガス周りは事故を未然に防ぐ修理やメンテナンスを必要とします。

冷凍冷蔵機器

故障や不具合などで月々の電気代が高くなったりなり、冷えない、氷ができない等のトラブルに関する修理をおこないます。

洗浄機器

時間短縮と水道代の節約や衛生面で優れている洗浄機器では電源が入らないなどのトラブルの他に、水漏れによって水道代が高くなっていることを解決するための修理が主となります。

空調設備

空調機器のカビやホコリなどのよごれを清掃する修理から、効きが悪い場合などにメンテナンスをおこないます。

ダクト

ダクトの清掃は火災を未然に防ぐ大事な要素です。調理の際、厨房内の温度が高くなってしまうなどの原因はダクトに問題がある可能性が高く、多くは清掃が不十分であることにあります。目の行き届かない部分の清掃をおこないます。

塗床工事

床のヒビや、割れ、ふくらみ、汚れ、剥がれなどの床の不具合を修理します。

グリストラップ

排水で流れてくる油脂やゴミを分離させ、下水道へ流せる水質になるまでろ過する機能をするグリストラップの修理をおこない、床への逆流浸水や悪臭などを取り除きます。

対象の厨房機器の種類と使用年数によって修理と買い替えのどちらかを選ぶことにもなるかもしれません。また修理業者によっては、故障診断やメンテナンスも提供しています。

具体的な修理内容は、機器の種類や問題の原因によって異なります。

修理やメンテナンスはどこに依頼したらいいの?

故障と思ったら、修理やメンテナンスが対応可能な専門業者に依頼をするといいでしょう。また保守契約をするのもひとつの方法です。一般的な保守契約の内容は、年に1、2回程度、業者が現場に赴き計測器を用いて目視点検を実施します。契約内容によっては、消耗品の交換、故障したときの修理などをおこなってくれます。従業員が多い飲食店などは、厨房機器がさまざまなひとによって使用されることによって故障につながりやすい傾向があるため、保守契約はおすすめです。

まとめ

厨房機器の長く快適に使い続けるためには、日頃、自分たちでできるメンテナンスをおこなうことと、定期的な専門業者によるメンテナンスを利用することがポイントです。点検をしておくことで、故障を最小限に食い止めることができます。修理もメンテナンスも可能な厨房機器を取り扱う専門業者をあらかじめ探しておくといいでしょう。

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